コーチングが社会的に認知されてきた中で、組織での活用が注目されるようになってきています。
実際Googleでは、どうしたら良いマネジャー(管理職)になれるのかを調査したプロジェクトが
あります。このプロジェクトは従業員が会社を辞めるのには3つの理由があると認識されています。
① 会社の方針と自分の仕事との関連性が見えない。自分の仕事が大事だと感じられない。
② 職場の人間を好きになれない、尊敬できない。
③ 上司がひどい。
Googleはそれらを分析し、マネジャーに求められるスキルを8つ確立しました。
その中の一つに、「上司はよいコーチであれ」というものがあります。
日本の組織文化の違いはあれ注目すべき点ではないでしょうか。
複雑で多様性に変化した組織の中で確かにコーチングのスキルはますます今後も必要になってきます。
特にネガティブフィードバックばかりに焦点がある上司の元では部下がパフォーマンスを発揮できないとの
データもあります。悪い状態がいつ終わるかわからなく、その状態が無限に続く可能性ことを「無期限の暫
定的存在」と呼ばれ、その状況では精神的・身体的にも負担を感じ続けています。
そうした中でコーチングスキルでもあるコーチングフォワードとのバランスが大切です。
コーチングフォワードとは現在の状況を将来の視点に活かすことです。